私の母親は
「これを言ったら相手はどう思うか」が
考えられない人である。
もし考えてるとしても
それはすごく浅いレベルといえる。
普段
からかうような発言ばかりしてるので
限度が分からないのではないかと
私は踏んでる。
母親としては
普段のノリで言ってるだけ。
でもそれは
相手を傷付ける発言だったりする。
しかし母親としては
普段のノリ、いつもと変わらないので
相手を不快にさせてる事とは思ってない。
それ言う？って呆れるようなことでも
平気で言えたりする。
例えば
不妊治療で悩んでる人に対して
自分の子供がいかに可愛いか、
育児の苦労がどんなものか、
それをあれこれ語ったら
相手はどう思うだろう？
予定があって食事にいけなかった人の前で
「◯◯美味しかったよね～」
などと自慢気に話したら
相手はどう思うだろう？
それらは例えで
母が実際やったわけではないが
言ってしまえばそういうことである。
母には自慢したいとか
得意気に語りたいとか
そういう欲求があるのかもしれない。
羨ましいと言われたいとか
話に食い付いてきて欲しいとか
早い話が
自分の方を見て欲しいという側面があるのだろう。
気にしてもらいたい、
構ってもらいたいという欲求。
それを
相手の気を引くことで
満たそうとするのが母親のやり方。
だから、相手の気持ちに触れるような話でも
考えなしに平気で言えてしまう。
自分を気にして欲しいという思いの方が
相手の心を思う気持ちより遥かに大きいから。
私は、自分のことだけ考えると決めはしたけど
周りの人と
こういう関わり方をしたいとは思わない。
自分の事だけ考えるというのは
相手を使って自分を満たすこととは違うから。
私も昔はそうだった。
相手に自分の望む反応をしてほしくて
気を引く為に色々した。
けど、それで満たされることなんてない。
あっても一瞬。
自分で自分を満たしていないから
何やっても満足なんかしない。
底が抜けたバケツのようなもの。
常に枯渇なのだ。
私はそれに気が付いたからもうしない。
たまにやってる時あるけど
割とすぐ気づくようになった。
その瞬間に止めることができてる。
ただ、相手が何を言ってこようとも
私の中に反応するだけの種がなければ
気にならないんだよね。
言ってきた母親が悪いというより、
私がその言われたことについて
何かしら自分で許容できてないという合図、
そうとでも思えば、
さして相手にすることもないのだろうと思う。
だけどねぇ．．．
思いがけず無神経な発言をしてしまうのと
無意識的であっても
自分の方に気を引こうと計算して
無神経な発言をするのとでは
ちょっと違うよね．．．
相手が反応すると分かってて言うわけだから。
私も重々気を付けよう。
そんなことしなくてもいいように
ちゃんと自分を満たしてあげよう✨
母親は自分の存在を通して
私にそういうことを教えてくれてるんだろうな。
学びのために
ちょっと悪者になってくれてると考えよう。
