先日、障害を持つ子供さん達が通う学園の
送迎バスを見た時のこと。
父母が高齢だと、ダウン症などの障害を持った子が産まれるリスクが跳ね上がるという話を、ふいに思い出した。
でも、思ったんよね。
確かに年齢で確率は上がるのかもしれないけど、
若い夫婦にだって、障害を持った子供が産まれることはあるわけじゃん?
その時にさ、例えば20代の夫婦だと
『若いのに頑張ってるわね』って話になって、
40代の夫婦だと
『高齢だとリスクかあったんでしょ?子供がかわいそうよね』って
まるで自業自得のような話になるのかな?
確かに確率は違うのかもしれないけど、
でも年齢って関係なくない??
障害を持って生まれたら誰かに非があるの?
お父さんお母さんが悪いの?
その子が自分でその障害を選んで
それを受け入れてくれそうなお父さんお母さん、
自分と一緒に成長してくれそうなお父さんお母さんを選んで産まれてきたとは考えられないのかな?
現実的な、医学的な情報はもちろん大事だけど
それが犯人探しに繋がるとしたら、
それはおかしいよね。
犯人探しなんて必要ないもん。
その命がその形でそこにあること、
誰かや何かに非があることなの?
その子は、何かの罰を受けてるわけ?
絶対そんなことない。
障害も病気も、誰かが悪いんじゃないんだよ。
その子が、そういう自分で生きると決めた時に、
そういう自分と一緒にいてくれるお父さんお母さんを探して、見つけて、この人たちだ!って決めて選んできただけのこと。
若さなんて関係ない。
若くてもハイリスク分娩はたくさんあるんだから。
お父さんお母さんが悪いんじゃない。
誰かが悪いんじゃない。
その状態を選んだ子供を授かっただけ。
そういう子が、比較的若くないお父さんお母さんのもとに産まれてくる確率が高いとすれば、
それは若くないお父さんお母さんのほうが色々経験してる分、選びやすいという側面があるんじゃないのかな。
大事なのは、障害のある人が産まれることを避けることじゃないよね。
それって、そういう人たちを邪険にしてるのと変わらない。
そうじゃなくて、そういう人たちも含めて、皆が自分として、安心して生きられる社会を創ること。
それが大事なんじゃないかと思う。
授かり物を授かった奇跡に
年齢なんて関係ない。