わたくしなりの毎日

これがわたくしなり(^^)ということで、私だから思うことや感じることを、毎日ゆるゆる綴っていきます。

昔の職場で学んだこと⑥~構わなくていい理由~

お姉さんAを含め、

職場での関係に悩んでいたわたくし。


お姉さんAと親しかった私は、

お姉さんAが徹底的に嫌っていた人たちとも

折り合いがつけられなくなっていて

その状態でお姉さんAとも少し距離を取ったから

仕事がとてもやりにくくなっていた。


まぁ、自分で招いた結果なのだが・・・。


そんな感じで、私は自分の事で手一杯だったので、

お姉さんAが休みの日は随分ホッとした。

以前のような機嫌の取り方は止めていたけど、

おばさんBのような、

気配りの出来ない人にはなりたくなくて

要所要所でお姉さんAを立てることはしていたから

それをしなくていい日は気が楽だったのだ。


お姉さんAは、私が誰かと話していると

必ずあとで「なに話してたん?」なんて

探りを入れてきた。

休みだとそれがない。


ローテーション休日をありがたく思ってた。


そんな状態が続いたある時から、

お姉さんAの、ネガティブさや横暴さは、

目に見えて酷くなっていった。

話しかけるなオーラが

それまでと比較にならないほど酷くなり

何を尋ねても、伝えても、返事がない。

最初はみんな「いつになく機嫌が悪い」

としか思っていなかった。

けど、私以上にお姉さんAと親しくしてた人にも

態度が荒くなり始めたのを見た時、

誰もが「これはいつもと違う」と感じた。


案の定、そのご機嫌ナナメは

いつまで経ってもおさまらなかった。

関わりの少ない他の部署の人たちにも、

訳の分からない事で突っかかったり、

社員から回ってきた連絡事項を口頭で伝えず、

紙に書いて

共同のデスクに置いてるだけだった時は

みんなが呆れた。


誰も怒りはしなかった。

どうにも出来ないと、諦めていたのだと思う。



そんな風に、他者を寄せ付けない態度で

自らの首を絞めていったお姉さんAは、

やがて欠勤し始めた。

「あんな態度で仕事されるよりいい」

みんなそう言っていた。


しかも、娘さんの病気や

自分の体調不良を理由に休んで、

その大変さを話して周りの気を引く所があったから

「居づらくなったもんだから、

欠勤してリセットしてるんでしょ。

復帰したら何事もなかったようにするんじゃ

ない?」

なんて言われてた。


でも、欠勤が何日も続いて、

久しぶりに来たかと思うとまた休むの繰り返しで

やはりそれまでとは違った。


欠勤の連絡が入らないことも増えた。



やがてお姉さんAは

挨拶もないまま退職。

あれだけリーダーの幅をきかせ

中心で立ち回ることに必死だったお姉さんA。

あっけない最後だった。


私はそれを見て、

他人を寄せ付けず、口を開けば悪口ばかりの人は

自分で自分の首を絞めて

勝手に自滅していくものなのだと思った。


お姉さんAのことは

誰かが居づらくさせたんじゃない。

誰かが辞めさせたんじゃない。

自分の正義に駆られてかは知らないが、

周りの人をかたっぱしから悪く言って、

それが結局、

自分で自分の居場所を潰すことになった。

それだけのこと。


そして私も

お姉さんAの機嫌を損なわせない為と言いながら

悪口に賛同し、一緒になって言っていた。

私を気にかけて、話を聞いてくれる人達もいたが、

私もお姉さんAと同じように

自分で自分の居場所を潰していたのである。