わたくしなりの毎日

これがわたくしなり(^^)ということで、私だから思うことや感じることを、毎日ゆるゆる綴っていきます。

昔の職場で学んだこと③~構わなくていい理由~

ギスギスした空気感の職場。

「あー今日も愚痴聞かされるのかなぁ」

憂鬱なわたくし。


憂鬱ななか、愚痴を聞く私はいつからか、

愚痴を言ってくるお姉さんAにではなくて

お姉さんAが悪く言う対象のおばさんBに

嫌悪感を抱くようになった。


「お姉さんAが文句を言うのは、

おばさんBがお姉さんAに気配りしないからだ」

そう思うようになったのである。


おばさんBの言動のせいで

お姉さんAが不機嫌になることがとても多かった。

たった一言

「さすがだね」

と言ってあげればいいところ、言わないとか。

「お姉さんAを立てとけば静かなのに。

また愚痴になる」

私の中には、そういう不満が溜まってた。


おばさんBは、お姉さんAに

自分のポジションを取られる気がして

嫌だったのだろうと思う。

どちらかというと敵対心を見せ、

お姉さんAの仕事のやり方には批判的だった。

おばさんBは、

人を小バカにして笑うのが好きで、

色んな人を取っ替え引っ替え話題に出して

しょっちゅうヒソヒソ話をする人だったから、

おばさんBにとってお姉さんAは

いい肴だったんだろう。


おばさんBのそういう所は、

私もよく思っていなかった。

そうやって喋ってる間、

こちらの負担が増えるのだから。

その上、

お姉さんAの機嫌を損ねることばかりやられて、

ナナメったご機嫌は、ナナメった分

こちらに発散されるのだから

たまったものではなかったと今でも思う。


おばさんBの言動は、空気を乱し、

仕事をやりにくくするものでしかなかったのだ。


お姉さんAは、機嫌を損ねると、

ほんとに面倒だったから、

ヒソヒソ話はしててもいいから、

この人の機嫌に触れるような物言いは止めてくれと

おばさんBに対してはよく思ったものである・・・


お姉さんAは何が面倒って

山盛りの愚痴を繰り返したり、

ちょっとしたことでも

否定したりしていたかと思うと、

急に何日もロクに口を利かなくなる。

人が話しかけようとする瞬間に場を離れたり、
(タイミングの良さからして"わざわざ"離れてる)

わざと大きい音を立てたり、
(気を引きたい人の定番)

聞こえよがしに
「誰がやったん!」とわめいてみたり
(騒ぐほどの事じゃない)

ミスと聞き付けると犯人探しに躍起になったり
("ミンナデ気を付けよう"で済む話)

そういうのが

自然と機嫌が治るまで続くのだ。

いつ治るのかは誰にも分からない。


根本的に、強い承認欲求を持つお姉さんAの

「私を尊重して」的な部分を満たすのは

仕事を進めていく上で

無駄な労力を注ぐことでしかなかったけど

ご機嫌が落ちてしまうよりは全然マシだった。


それに、そういう人にも対応出来てこそ大人だと

私は思ってた。

お姉さんAに対し、そういうことが全く出来ない

おばさんBは、お姉さんA以上に

子供に思えた。



お姉さんAは、子供だった。

全て態度に出る。

この人の機嫌を損ねると、

自分も周りもやりにくくなるから

よく様子をうかがって、

ぐずる子供にお菓与えてあやすかのように

私は彼女が欲しそうな言葉を与えて

機嫌を整えてあげていた。


本来は彼女自身が自分ですることを代わりにして、

それはひどく疲れることだったが、

機嫌に波があるのはお互い様だと思っていたし、

お姉さんAの機嫌が傾いて、

発散のために愚痴られたり

嫌がらせされたりするより、

よっぽど良いことだと私は思っていた。