わたくしなりの毎日

これがわたくしなり(^^)ということで、私だから思うことや感じることを、毎日ゆるゆる綴っていきます。

同僚の姿

仕事で使用している

とある機械がフリーズした。

フリーズするきっかけ作ったのは同僚A。

最初は、そんな大事ではなかったんだけど

一部おかしいってなって、同僚Aは対処に動いた。

この同僚、機械系には強いらしく

例えば、新システムのダウンロードだったり

アップデートだったりが必要な時など

ひとり独断でパッパッとやってのける。

今回も、自分のせいで機械がおかしくなった、と

いうのもあるのだろうが

おかしいってなった時、サッと動いていた。


ところが、今日の機械トラブルはいつもと違う。

どうにもならない。


それどころか、

最初は「一部おかしい」ってだけだったのが

Aが操作する過程で

なぜかフリーズしてしまった。

機械の状態は『悪化』してしまったのだ。

明らかに動揺しているA。

それを近くで見ていた同僚Bは

上司に見てもらうことをAに進言。

Aは、事を大きくしたくなかったのか

「うーん...」といいながら手を動かすだけだった。


Aの同意を待たず、他の同僚が上司に報告。

すぐに上司が来て色々見てくれたが

フリーズした機械そのものを見ても、

それと繋がってる他の機械を見ても、

どうにもフリーズした原因が分からない。

別エリアの担当者に連絡するも

担当者が指摘した部分は正常。

機械そのものが壊れたのか?という話にもなる中、

Aはバツが悪そうな顔で何やら操作を続け、

しばらくしてフリーズは解消した。


しかし、いつもの状態には回復せず

仕事には使えなかったので

その機械は一足早く盆休みとなり

『一手間かかるが仕方ない』ということで

仕事は進められた。


ラッキーだったのは

トラブルが起きたのが夕方で

仕事終わりが近かったこと。

仕事量も少なくなっていたから

一手間もたいした手間にはならなかった。


けれど、さすがにAは居づらかったのだろう。

いつも雑談なんてほぼしないのに、饒舌に

Yahoo!ニュースにあがっていた話を

同僚Bとしていた。




いつも、機械トラブルには

率先して対応してきたA。

そんなAは、

仕事をとられるのが嫌なのか

機械に関することだけでなく

やることを一人で抱えてしまうところがある。


他に手が空いてる人がいても

その人が気づく前に手をつけてしまう。

結果的にあれもこれもとなり

ミスが目立つこともあるのだが

何故か一人でやろうとする。


そして情報の共有に積極的でなく

いつも独断でパッパッとやったらおしまい。


だから

「Aがいないから分からない」

そうなることもホントに多かった。


でも今回は

独断でやって来たことが裏目に出た。


独断でやって来たがゆえに

機械トラブルが起こった時

A以外に分かる人がいなかったのだ。


例えば、機械に接続している配線が

どこからどこに繋がっているのか

メッセージが表示された時はどうするのか

アップデートする時はどこからやるのか


それを他の人も知っていたら、

過程に他の人も関与していたら、

何か気付くところがあったかもしれない。

また違ったかもしれない。


しかしAは

誰も知らないうちにそれらをやってのけ、

しかもその事に関する情報の共有を

一切してこなかった。

その為にみんなが

「関わってないから全く分からない」と

早々に匙を投げてしまった。

当たり前だ。

日頃、必要最低限しか触っていないのだ。

何がどうなっているか分からないのに

尋ねられても返事のしようなんてあるわけない。

助けてあげたくてもやりようがない。

困惑しかなくて当然だ。




「Aがいないと分からない」

「Aがいないと困る」

Aはよく、周りにそう言われていた。

私も、Aの仕事ぶりは高評価されているのだと

思っていた。

でも今回、Aの姿を見ていて思った。

『いないと困ると言われるその評価の裏で

Aが本当に得ていたものは何だったんだろう』と。