わたくしなりの毎日

これがわたくしなり(^^)ということで、私だから思うことや感じることを、毎日ゆるゆる綴っていきます。

誰が決めたんだ?って思った

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辻井伸行さんが弾く『ラカンパネラ』を見た。

目が見えないからってピアノは無理とは決めつけなかったんだと思った。決めつけなかったから、私はいま、この人が弾く音を聞くことが出来てる。

軽くて、かわいくて、キラキラしてると感じる音だった。その音を聞いたことで、自分の中にあったダークな部分が洗い流されたのが分かった。

すごく心地よくなった。


ホントにね、制限かけてるのは自分なんだなってことをすごく感じた。

目が見えないから◯◯は無理、◯◯は出来ない、いくらでも言えたと思う。でも、それに従わなかったんよね。だから辻井さんは、たくさんの人に美しい音を届ける人になれたんだと思う。

私たちもきっとそう。
制限かけてるのは自分自身。

◯◯だから無理
◯◯だから出来ない
◯◯だから反対される

そういうの
自分できっといっぱい作って抱えてる。

だから他の人のことも、同じようにたくさんの制限をかけて見てしまうんだと思う。それが当たり前なんだから、そりゃそういう枠内で見てしまうよね。周りを批判する人は、それだけ自分に制限をかけて、我慢させて、自由を許してない人なんだって言葉の意味がよく分かる。

なんかさ、あーだからこーだから◯◯、みたいなの、もういらなくない?何も関係ないんじゃないかって思った。

目が見えないから、鍵盤を叩くなんて無理、じゃなかったんだよ。
もちろん才能も努力もあるだろうけど、あれもこれも何もかも、何かを諦める理由にはならなくて、全ては単純に、自分がしたいかしたくないか、エネルギーをそこに注げるか注げないか、それだけの気持ちを持てるかどうか、だけなんじゃないかと思った。

それをしたいしたくない、エネルギーを注げる注げない、それだけの気持ちを持てる持てない、その理由に『◯◯だから』という言葉をつけただけ。
結局は『そこまで思えなかった』ってだけなんだよね。
でもそれは悪いことではない。個々の自由。選択の自由。
理由があろうがなかろうが、選んだことについては、自分からも他人からも、批判されることではないと思う。

逆に言えば、例えばすごい音楽の才能があっても、だから必ず音楽の道に進みなさいっていうのも制限で、本人がそこにエネルギーを注げないと思うなら、それでいいんだよね。

こうなんだからこうしなさい
もったいないからやりなさい

要らない制限。

こうするのが普通だからこうする
あれを選んだらおかしいと思われるからこっちにする

要らない制限。

それが普通、あれが普通、誰が決めたの?

盲目だからピアノは無理って誰が決めた?

本当は全部『誰にも決められない』んだよね。


もし20歳で足し算引き算できないとしても
別にそれでいいじゃん。
必要だな、勉強しよう、そう思ったその時から
始めればいい。
「今更?」なんて見方は余計なお世話。

もし99歳の家族がパソコンやってみたいって言ったなら
やらせてあげたらいいじゃん。
だって、やってみたいと思ったんだもん。
「難しい」なんて余計な気遣い。

算数にしてもパソコンにしても、やってみたいと思った時がやり時なんだよ。やっぱりダメだと思ったら、その時はやめればいい。やっぱり必要って思ったなら、その時はまた始めればいい。

『1回やり始めたらやめちゃダメ』って誰が決めたの?
『途中でやめたことを再開したらダメ』って誰が決めたの?

私たちはもっと、自分の気持ち、自分のペースでやってくる気持ち、沸き上がってくる気持ちに敏感であるべきだし、従うべきだと思う。社会もそういう風に、自由に整うべきだよね。例えば、5歳でも化学の才能に秀でてるなら、小学校で均等に義務教育させなくても、科学に特化した勉強を中心にしてもいいと思う。絶対国語や算数も必要になるんだから、プラスαでその他の科目を勉強する形もアリなんじゃないかなぁ。もちろん、学校生活を通して社会性を身に付けるのは大事だと思うけどね。人は一人では生きられないし、人と関わるから楽しいし、学べるし、先に進むこともできると思うから。

その他のことでも、それが将棋でも、絵画でも、粘土でも、もちろん何歳の人であっても、その人その人の才能や、やりたいって気持ちがもっと生かされる社会になったらいいと思う。

って、こういう気持ちを『◯◯であるべき』って感じで強固に持つと「もっと自分の気持ちに従わなきゃいけない!」って制限になっちゃって、他の人への押し付けに結び付いてくるから

「もっと自分の気持ちに従っちゃってもいいんじゃない~⤴️」って感じで軽くいこうw


でも、辻井さんのピアノの音色のおかげで、
私の中にあった要らない制限ががらがらと崩れて
流れ出たのは本当。

辻井さん、ありがとうございます✨