続きです。
役割が違うというのは、上下関係の話ではありません。
医師と看護師で役割が違うのと一緒です。
医師はメスが握れるかもしれません。
でも、そのメスを渡してくれるのは誰ですか?
医師の方が偉い、看護師の方が偉い、というのは成り立たないんです。
それと同じで、私は「誰かの為に」という意識が強くあるけれど、そうじゃない人もいるという話。
中には、元々「誰かの為に」という気持ちを持ってない人もいるでしょうし、プライベートでは持ってるけど、職場においては持ってないって人もいると思います。
それも役割の違いゆえ。
違和感が強い時、それは恐らく、こういう役割のズレがある時です。
思いやれる私は素晴らしいとか、そういうことではなく、単に『役割が違うだけ』。
子供や動物、植物の世話が得意な人もいれば、そういうのは全く出来ない人もいる。
それは、どちらが素晴らしいとかではないですよね。
育てる役割を持った人と、その役割を持ってない人との違い。それだけなんです。
誰かの為を思って行動することが出来る私には、そういう役割がある。
今の場所で違和感を感じ、何をやっても窮屈だったのは、その役割を生かせないから。つまり、いる場所はここではなかったということ。
今の場所に馴染めている人は、そこで果たすべきその人たちの役割がある。私には持っていない役割が彼らにはある。
それが何なのかは知りませんし、知る必要もありません。
大事なのは、私には私の役割があって、それを果たしていくということです。
私がいる場所はここではなかったのに、
ここで果たそうとしていたから、
おかしいことになってたんです。
その役割が求められていない場所でやろうとするから生かせなかった。
その場所が、自分の役割を生かせる場所かどうなのか、そのサインは第一印象にあったのに、私はそのサインを無視した。
だから、ここに気付くのに、ハードなコースを辿っちゃったんだと思います。
第一印象に従っとけば良かったなと、ホントにしみじみ思いましたよね・・・
でもこれからは、自分の中にある意識、役割にひとつ気付いた訳ですから、そこに沿って選択していくという指針が加わりました。
私は私の役割を、私の場所で果たしていこうと思います。