わたくしなりの毎日

これがわたくしなり(^^)ということで、私だから思うことや感じることを、毎日ゆるゆる綴っていきます。

自分を誤魔化さないほうがいい

私はかつて、
自分の気持ちが全く分からない子だった。

分からないってことも分からない程に
自分の気持ちを無視し続ける子だった。

我慢の限界から体調を崩すこと三回。

でも、
自分が体調を崩すほど無理をしてきたのだと本当に自覚したのは、三回目に体調を崩した時。

飲めず食えずになって、
私は初めて自分の状態がいかなるものかを知った。

一回目も二回目も、
「みんな体調なんて崩していないのに」って
情けなくなったりしてた。

みんなの何十倍も無理して、
頑張って、我慢を重ねてきたからそうなったのに
その事に気付きもしないで鞭打って、

そして本当に心身ともに参ってしまったあの時から早数年。

ようやく自分の気持ちを自覚したり、
守ってあげたり出来るようになった今の私の側に、
あの頃の私を見ているかのような女性が一人いる。

その人は、
かつての私と同じことをしている。

もっとも共通するところが
場を和ませるためのピエロになるところ。

おちゃらけて話すのだ。

そういう人は自分の気持ちを誤魔化してる事が多い。

本当は悔しいのを隠していい顔をしていたり、
本当は腹が立つのに抑え込んで
楽しいものを見ることでなかったことにしていたり

自分の気持ちをねじ曲げている人は
ふざけた物言いをして誤魔化してる事が多い。
周りに本心を悟られたくないのはおろか、
自分自身、悟りたくないのだと思う。

自分の気持ちを自覚するのを避ける手段として
おちゃらけた言動を取るのは最適なものであると
私は知っている。

やたら忙しく動くのもそう。
忙しく仕事をすることで
「自分は必要なのだ」という拠り所を作る。
すると、自分の本心にある不安感や虚無感みたいなものが誤魔化されるのだ。

そして、やたらハマってる何かがあるのも特徴。

それは、自分は仕事だけではなく、プライベートも充実してるっていうのを周りにアピる為の手段。
なぜアピるのかといったら、
実は自分で思うほど満たされていないから。

自分の気持ちを偽ってるのに、
満足なんて出来るはずなかったんだよね。
だから本当は付け焼き刃程度にしかなってないんだけど、それを認めない。自覚しない。

自分の気持ちを誤魔化してきた人にとって
自分の気持ちを自覚するのは怖いし難しい。
私の場合は、不足や嫉妬、不安感などを感じても
我慢する以外に対処法を知らなかったから、
気持ちを自覚しても手に余る分、
意図的に誤魔化して見ないようにしていた。

私もあの当時、ハマってるものがあって
充足を感じていることにしていたけど
全ては「不安や嫉妬」などの、自分の手に負えない感情を「私は感じていない」と誤魔化す為だった。
蓋をするために、
特定の何かに更にハマってたのだ。

でも、何をしても、誤魔化してる限り、
ねじ曲げてきた自分の気持ちや
見ないふりしてきた気持ちが消えることはない。
感じてるものは感じてる、あるものはある。
それらをなかったことにして過ごそうとしても、
必ず何かをきっかけにして
どこかから噴出してくる。

それは
自分を誤魔化して生きてきた私の体験談。

ピンと張った糸は
いつまでも持ちはしない。

いま私の側にいる女性を見ていると、
例えばその人の仕事がひとつ減っただけでも
バランスを崩してしまいそうな危うさを感じる。
この人の場合、一度崩れたら長引くだろうというのは、彼女の印象からきているものだが

私よりおちゃらけてる年数が長いし、私みたいに、途中で体調を崩すというガス抜きもしていない分、蓄積したものが出てきたらおそらく、かなりもて余すだろう。

私の想像部分も大きい話だが、あの頃の私と共通点が多いのは気がかり。
あんな思い、しないにこしたことはない。

自分を誤魔化すことはやめた方がいい。

彼女も早くその事に気付くといい。